ご要望に合わせたスポンジ加工技術
PUNCHING打ち抜き加工
技術概要
抜き型（トムソン型・ビク型・ピナクル型）を用い、プレス機にて材料を裁断する加工
主な加工用途
抜き型の取り数を増やすと1プレス当たりの加工数が稼げるため量産に向きコスト低減を図れるが、材料を押し潰すため密度や厚みに比例して反りやシャクレが発生する
HALF CUTハーフカット
技術概要
抜き型（トムソン型・ビク型・ピナクル型）を用い、プレス機にて予めテープ加工やキャリアシート接着を施した材料を剥離紙残しで裁断する加工
主な加工用途
台紙に載った状態で材料を流すため主に連続プレス機にて加工される。型の取り数を極端に増やさずともコストの低減が図れる。通常の抜き型では起工出来ないような細い幅の加工にも用いられることがある。
PLOTTERプロッター加工
技術概要
型を用いない機械加工で、図面形状通りに動く刃物で材料をカットするカットタイプと削りタイプ（ルーター）とがある
主な加工用途
1点からの製作が容易なため試作加工や複数回依頼する予定のないものに向く。プレス機では反りやシャクレが出る厚さでもきれいにカット出来る。スポンジ材のためルーターでは表面が毛羽立ちやすい。
ADHESION接着加工
技術概要
両面テープや接着剤を用い、同素材または異素材同士を接着し形状加工する
主な加工用途
段付き形状や異素材一体形状などは個別に加工後接着し仕上げる。代表例はウレタンやPEフォームのケース内装スポンジ、ゴムスポンジのエンドレス加工、さらに異素材同士では強固なホットメルト接着、熱ラミネート加工（溶着）も行われる。
PROFILEプロファイル加工
技術概要
凹凸の入った上下ローラー型に材料を通し、凹凸に沿って刃を入れることにより独特の形状に加工出来る
主な加工用途
基本的に3次元R形状は切削加工では難しく、大量生産にも向くがウレタンフォームのように柔軟な素材での対応となる。また製法上、必ず上下2対での製作となる。
WATER JETウォータジェット加工
技術概要
型を用いない機械加工で、図面形状通りに動く高圧水流で材料をカットする。刃物すら用いないため材料に熱的負担をかけることがない。
主な加工用途
1点からの製作が容易なため試作加工に向き、ワークサイズ分の加工は夜間も可。精度良く加工が出来るが、密度と厚さにより水圧低下が起き、断面に筋が残る。濡れてしまうため乾燥する時間が必要となる。
